■具体的に
仕上がりサイズの倍ほどあれば十分です。
先程「大きなデザインを縮小するのは問題がない」と書きましたが、実際には縮小した時に「思っていたよりも文字が小さくて読めない」、「線が細すぎて消えてしまった」「余白が多すぎる」という弊害が起きる可能性があります。
ですので仕上がりサイズの、倍の大きさで作成するのをオススメします。
■例えば、2.5勺のお猪口の場合
・印刷可能範囲:高さ25mm
・入稿データ:高さ50mmで作成
■仕上がりイメージを知りたい
仕上がりサイズをプリンタで印刷してみてください。
この時文字や線が消えていなければ大丈夫です。
それでも白い陶器の上に焼き付ける物ですから、ぎりぎりまで細い・小さいと剥がれやすくなります。
■転写シールにはカバーコートというものがついています
印刷されたデザインの上にピンク色のカバーコートというのがついています。
焼き付けた際に溶けて消えるので、デザインに影響はありません。
しかしこれがデザインより左右上下2mmづつほど大きいサイズです。
ですので、左右上下2mmほど小さい部分にしか貼ることが出来ません。
■内側に貼る作業は大変です
内側、また底面にデザインすることも可能です。
しかしハンドメイドですので、非常に技術が求められます。
もちろん職人ですから上手く貼ってくれますが、あまりデザインが大きいと貼ることが難しくなってきます。
底面については2回りほど小さめのサイズまで、内側側面については半分より上ほどまでがデザイン可能になります。
2)DIC(ディック)、またはPANTONE(パント-ン)の色番号
DICは日本が、PANTONEはアメリカが展開している色見本帳があります。
そちらの番号でお伝えいただけると正確です。
3)カラーピッカーにある「RBG」それぞれの値
WEBで「カラーピッカー」と検索すると出てきます。
パソコンに入っているペイントソフトなどで、色を選ぶ時に出てくるグラデーションのアレです。
好きな色をクリックすると、「R」「B」「G」と書いてある枠の中の数値が変わります。
そちらをお伝えください。
【注意】
1つご了承頂きたいのが、ガラスや印刷物とは違い指定した色と全く同じには仕上がらないという点です。
焼付する際の温度や、窯に入れた時の場所によってどうしても個体差が出てしまいます。
これは焼き物である以上どうしても起こってしまうことですので、ご理解頂いた上でご発注願います。